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主婦が買い物の重いレジ袋をひっかけて使うということは、強度も重要。
正直、依頼を受けたときは、難しい仕事だなと感じました。

まずパッケージとなる大きさにカットし、糸ノコギリを使って
ひとつの角材から商品一個分を削りだす。
削りだした後は、全体を精密にカット。
そして仕上げ。握り込む部分は、小刀を使い、ひとつひとつ手作業で
削っていくのです。
シェイクハンドルには、木製の椅子の脚などとはちがい、
手のひらで握り込むための曲面が必要となります。
さらに、人間の手は指の握り込みがあるので、単純な球体面では
指に沿ったカーブにはなりません。

特に「女性の手のひらに合ったカーブ」なんて要望、通常ありませんから(笑)
木製のおもちゃを作る経験と技術がなければ、木の手ざわりを
見ただけで感じるような曲面なんて、目指すことも難しかったかもしれません。

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問題は手作業で同じ曲面を製造できるのかという点でした。
同じ一本の木材でも固い部分、柔らかい部分の差があります。
私自身の“腕”に木のクセを覚え込ませるために、いくつも試作しました。
特にビニール袋をかける切り返しの部分は、力加減に気をつけないと
割れてしまうため細心の注意を払いました。一カ所でも亀裂が入ってしまうと、
それまでかけた時間も労力も水の泡ですから。

都会で生活するひとたちに、このシェイクハンドルのような木製製品の
木のぬくもりを感じてもらうことで、もっともっと木の良さ、ぬくもりを
楽しんでもらいたいです。長野県は檜と唐松の間伐材であれば、
安定供給が見込めますから、この商品も森の循環の一部になれるといいですね。